休学図鑑vol.6は大貫史織さんです。
今は大学を卒業して、介護の仕事をしている大貫さん。
お話を聞いていて、人との繋がりを大切にする大貫さんの生き方がとても素敵だなと感じました。
今回はより味が美味しい気がするからたけのこの里派だという大貫さんにお話を聞きました。
目次
基本情報
名前
大貫史織
所属
茨城大学人文学部OG
出身地
茨城県日立市
休学期間
2019年4月~2020年3月
休学のタイミング
大学4年の前期から(大学3年生を終えたタイミング)
休学の理由
自分と向き合う時間が欲しかったから。
休学中の1日の過ごし方
基本的な過ごし方は休学前と同じ
きのこの山orたけのこの里
たけのこの里
インタビュー本編

自分なんかどうでも良いという気持ちになってしまって。
それではまず、休学をしようと思ったきっかけについて教えてください。
-休学をする前に自分の人生の中で一番大きな挫折をしていて、その時に「大学行くの辛いな」、「やめようかな」と思っていた。
それで休学という選択を知って、休学を決めた感じ。
人生の中で一番大きな挫折を経験したんですね。
-自分なんかどうでも良いという気持ちになってしまって。
自分よりも他人優先で優等生とかいい子ちゃんでいないといけないという気持ちで今までずっと生きてきたんだけど、その挫折をきっかけに自分のことを大切にして生きてこられなかったということに気づくことができた。
自分が自分の味方になれていなかったみたいな。
それがだいぶショックだったんだよね。
その当時は軽い鬱みたいな状態にもなっていた気がする。
私にとって休学は救いだったかな。
そうだったんですね。その当時から休学という制度のことは知っていたんですか?
-休学自体はその挫折したときに知ったんだと思う。
大学を退学することも考えていて、いろいろ調べてみる中で休学という選択があるんだということを知った。
その時は休学に対してどのようなイメージがありましたか?
-大学を辞めなくても休んで大学生のままでいられるという意味で私にとって休学は救いだったかな。
休学をするという決断をするまでは悩んだりもしましたか?
-あんまり悩まなかった気がする。
自分の精神状態があんまり良くなかったということもあるけど、親と相談したりとかしてそれで休学してみたらみたいな話になって。
自分的にも休学するということに対してあんまり迷いはなかったかな。
(大学を)休めるんだったら半年でも1年でも休学してみようかなみたいな感じだった。
自分を取り戻したいみたいな感じだった。
休学中の生活のイメージみたいなものはあったんですか?
-その時は今までが自分を犠牲にして生きてきてしまったから、もっと自分のために時間を使いたいという想いはあった。
自分を取り戻したいみたいな感じだった。
自分を取り戻したい。
-自分の感情とか考えとかが分からなくなるくらい自分のことを犠牲にしてしまっていて。
自分なのに自分のことが分からないみたいな感じだった。
だから、自分のことを再確認する時間を持ちたいなと思っていた。
生活自体は意外と休学前と変わらなかったな。
休学期間中はどのように生活していたんですか?
-生活自体は意外と休学前と変わらなかったなと思っている。
休学してたけど、大学の授業に顔出ししてたりとかもしたし。
でも大きな出来事としては新潟に行ったことがあるかな。
生活自体はあまり変わらなかったんですね。
-生活自体は変わらなかったけど、大学から開放されたという気持ちが大きかったかな。
新潟に行った話も気になります(笑)
-休学したもののやりたいこととかが明確になっていなかったんだけど、いろいろな人に話をしていく中である人の紹介で新潟の田舎暮らし体験インターンのことを教えてもらって、行ってみた感じ。

それはどのくらいの期間行ったんですか?
-それは1か月だけだった。8月あたりだった。
自分のことに気づけた時間だったかな。
新潟にいる時間はどんな時間だったんですか?
-お祭りに参加したりとか農作業やってみたりとかいろいろなことをしていたんだけど、だいぶ貴重な経験ができたなって思う。

その時は3人で共同生活しながらある集落で1か月暮らす感じだったんだけど、初対面同士だったからぶつかることとかもあって。
その中で「私ってこういう性格なのか」みたいな気づきや発見もあったかな。
新潟での1か月は今まで気づけなかった自分のことに気づけた時間だったかな。
今、休学していた時のことを振り返ってみるとどんなことを感じますか?
-休学していなかったら今の私はいなかっただろうなというのが一番大きなところかな。
休学期間中にいろいろな人とお話していく中で、自分のことを再確認することができた。
もし悩んでいるならとことん悩んで欲しい。
最後に休学するか迷っている人にメッセージをお願いします!
-私は休学という選択肢に救われた人間なので、もし「大学辞めようかな」と悩んでいる人がいたら休学という選択肢があるということを知ってほしい。
それで私みたいに救われるんだったら休学してみても良いんじゃないかなって思います。
でも、休学というものを活かすかどうかは結局本人次第であると思ってはいるから、必ずしもみんながみんなプラスになるとは思わないので、もし悩んでいるならとことん悩んで欲しいとも思うかな。
今後、大貫さんがどんな人と出会いどんな生き方をしていくのかがとても気になりました。お話いただきありがとうございました。
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